脳科学の観点から「確実に効率を下げる勉強法」とは?
先日、脳科学の観点から効率を下げてしまう勉強法について書かれた興味深い記事を見つけたのでご紹介します。こんなことが書いてありました。あくまでも、脳科学者の研究成果の一つですので、100%当てはまるかどうかはわかりません。でも、なかなか面白い研究結果だと思います。(塾長は興味深く読みました。)以下にその内容をご紹介します。
(1)「インプットの時間が圧倒的に長い」のはNG
勉強してもなかなか成果が出ないという人は、インプットばかりでアウトプットをしていないそうです。しっかり記憶するためには「話す」「書く」といったアウトプットが欠かせないとのこと。読んだ本の内容を家族や友人に話す、メモに書く、などが良さそうですね。音読や自主勉ノートの活用も有効ですね。「インプット3:アウトプット7」の比率が効果的だそうです。
(2)「早朝に暗記もの」はNG
起きてすぐは脳が寝ぼけているので暗記には向かないそうです。計算や一般的な復習に充てるとよいらしいです。一方、記憶力が高まるのは就寝前の時間帯。寝る前10分間は記憶のためにすごく重要な時間帯!睡眠には、脳に蓄えた知識を整理整頓して使える状態にする役割があるそうです。
(3)「眠気を我慢する」のはNG
・眠くなる=思考や言語、記憶などを司る大脳皮質の働きが落ちてきた証拠だということです。数分~2、30分の仮眠をとることで、認知機能が回復し、さらに気分を和やかにするセロトニンや脳に快感を与えるドーパミンが正常に分泌されるようになるそうです。1時間半くらいであれば、昼寝をすることで脳の学習機能を上昇させることができるそうです。
(4)「スマートフォンを勉強に活用」はNG
「スマートフォンがそこにある」と存在を認識しているだけでも勉強効率は著しく低下するとのこと。調べものは辞書等を使ってスマホに頼らない、勉強中はスマホは別室に置くようにして、スマートフォンの存在が脳の集中力を削がないようにしましょう。
いかがでしたか?なかなか興味深い研究内容ですね。もっと詳しく知りたい!という方はぜひstudyhacker.net を検索してみてください。